亡くなった直後の対応
ペットが亡くなった直後は、動揺や悲しみで冷静に行動するのが難しいかもしれません。しかし、適切な処置を行うことで、最期の時間を穏やかに過ごし、愛するペットを丁寧に見送ることができます。ここでは、ペットが亡くなった際にすべきことを、順を追って詳しく説明します。
体を清める 穏やかな表情で旅立てるように
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優しく体を拭く
やわらかい布やタオルを用意し、ペットの体をそっと拭いてあげます。特に目や口元は乾燥しやすいため、軽く湿らせたガーゼで拭くときれいに整います。
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毛並みを整える
ブラシを使って毛並みを整えたり、ペットが好きだったリボンやバンダナをつけることで、飼い主さんの気持ちも落ち着きます。
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まぶたや口元を整える
亡くなった直後は、まぶたが開いていたり、口が少し開いていることがあります。優しく閉じるようにしてあげると、より穏やかな表情になります。

安置する 静かに休める場所をつくる
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タオルやペットシーツを敷く
体液がにじむことがあるため、ペットシーツやタオルを敷いておくと安心です。
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安置場所の環境を整える
夏場や暖房がついている部屋では、体の状態が変化しやすくなるため、できるだけ涼しく、直射日光の当たらない場所を選びましょう。
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体勢を整える
ペットが安らかに眠るような姿勢にしてあげると、お別れのときに穏やかな気持ちで見送ることができます。

冷却する できるだけきれいな状態を保つ
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ドライアイスや保冷剤を使用
お腹(腹部)や首の付け根、背中など、太い血管が通っている部分を中心に冷やすと効果的です。
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直接当てずにタオルで包む
直接氷を当てると濡れてしまうため、必ずタオルに包んでから使いましょう。
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体全体を冷やす必要はない
お腹や背中など、中心部分を冷やすことで体の傷みを遅らせることができます。

家族でお別れの時間を過ごす 感謝の気持ちを伝える
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お気に入りの場所に寝かせる
ペットがよく寝ていた場所や、リラックスしていた場所に寝かせると、自然な雰囲気でお別れができます。
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思い出の品を添える
好きだったおもちゃやおやつ、リボンなどをそばに置いてあげると、より温かい見送りができます。
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家族みんなで声をかける
「ありがとう」「ずっと大好きだよ」と声をかけることで、飼い主の気持ちが落ち着き、ペットも安心して旅立てるでしょう。

葬儀や火葬の手配を検討する
ペットとの最後の時間を大切に過ごした後は、葬儀や火葬の準備を進めます。どの方法を選ぶかは、ご家族の気持ちやペットとの思い出を大切にするために慎重に考えることが大切です。
「どの方法がいいのかわからない」「自分たちに合った供養の仕方を知りたい」という場合は、認定ペット霊園に相談するのも一つの方法です。経験豊富な専門スタッフが、ご家族の気持ちに寄り添いながら、最適な選択肢をご案内します。迷われた際は、「お近くの認定霊園を探す」ページを参考に、安心して任せられる霊園を検討してみてください。
