正しい理解と適切な運営のために
ペット葬祭業は、命と向き合う尊い仕事であると同時に、関係法令の遵守が求められる事業です。
火葬・埋葬の適正な取り扱い、環境への配慮、動物愛護に関する視点など、多くの法令が関わっています。
当協会では、業界の信頼を守るため、会員の皆さまが必要な法知識を正しく理解し、実務に活かせるよう支援しています。
廃掃法 廃棄物の処理及び清掃に関する法律
動物の焼却や埋設を行う際に関係する法律。
ペットの遺体は「一般廃棄物」に該当しないケースが多く、「自己処理の対象(私的な供養)」として扱われることが多いものの、焼却設備の設置・運用には自治体の許可が必要な場合もあります。

主なポイント
- 火葬施設の構造・排気基準の遵守
- 無許可焼却の禁止(野焼き等)
- 自治体の条例に基づく届出や運用指導
動物愛護法 動物の愛護及び管理に関する法律
動物の遺体も「命あったもの」として尊厳ある取り扱いが求められます。
霊園運営においても、不適切な扱いが「動物虐待」と捉えられる可能性があるため注意が必要です。

主なポイント
- 丁寧な扱い・合同火葬時の説明義務
- 飼い主との適切な同意と情報提供
- 動物の尊厳を損なわない供養の姿勢
建築基準法・消防法 建築基準法及び消防に関する法律
火葬施設の設置には、構造や防火設備に関する基準を満たす必要があります。
特に固定式火葬炉は建築基準法上「工作物」としての申請対象となる場合があり、事前の確認・手続きが欠かせません。

主なポイント
- 設備設置に関する各種許可・届出
- 近隣住民への説明と合意形成
- 消防設備の設置義務、年次点検の実施
CONTACT 各種法令に関するお問い合わせ

私たちペット葬祭業者は、ペットと飼い主の“最期の時間”に関わる責任ある存在です。
その信頼は、法令を正しく守る姿勢から生まれます。法令に関する不明点や、行政とのやりとりに関するご相談は、協会までお気軽にお問い合わせください。
専門のスタッフが丁寧にサポートいたします。